ニューオリンズ式ジャズ葬葬儀は悲しいもの。笑顔などもってのほか。 日本の葬送儀礼では、明るく見送るということはほとんどありませんでした。 ごく一部、キリスト教では神の御前(みまえ)に行けるということで、死は喜び、祝福されるべきものとされているくらいです。 しかし、アメリカには明るく見送る葬儀があるのです。ニューオーリンズを中心とする黒人の葬儀です。 辛く苦しい奴隷生活。死を以(も)ってようやくその苦しみから逃れられ、真に神に祝福される天国へと旅立てるのです。 これ以上の喜びがありましょうか。 葬儀では、ニューオーリンズの黒人の間から発生したジャズや、黒人の讃美歌、ゴスペルなどを歌ったり演奏したりし、最後は明るく賑やかに送り出すのです。 黒人に限ったことでは...23Feb2019
無音を生かす司会進行弦楽四重奏は「アンサンブルの編成として完璧」と言われています。 音楽葬は黙祷以外、常に音が流れているというのが、定番となっているスタイルです。 そのためには、音の強弱をコントロールできる楽器のシンセサイザーが必要となってきます。シーンの繋ぎや、お別れの言葉などの人が話す場面では、流れが途切れないように、シンセサイザーは音量をコントロールしながら場面にふさわしい演奏をすることができます。 しかし、物事にはすべて「例外」というものがあります。 弦楽四重奏による音楽葬は、タブーとされている「音の無い時間」をあえて作り、インパクトのある演出をすることができるのです。 「音が無い」=「音楽が無い」ということではありません。 無音も立...17Feb2019音楽葬の司会
「参列」と「列席」お葬式、お別れの会(偲ぶ会)の司会進行において「参列」と「列席」という2つの言葉を使い分けなければなりません。 その意味の違いとは。「参列」と「列席」の言葉は『使う立場によって』使い分けられます。 具体的には ・式に招待されて参加される立場にある人は「参列」 ・式を主催する立場にある人、ご家族、司会者、スタッフは「列席」 以上のように使い分けます。お葬式の司会進行においては「参列」お別れの会(偲ぶ会)においては「列席」司会進行の際には、上記のように使い分けることが多いのです。17Feb2019音楽葬の司会
シナリオの重要性音楽葬、お別れの会、偲ぶ会には式次第(プログラム)の他にシナリオが存在します。 シナリオは、司会者とセレモニースタッフ、奏者との間で共有されます。 場合によっては、主催者やご家族とも共有されます。 シナリオには、演奏を開始するタイミングや映像を流すタイミング等が事細かに記されています。 式次第(プログラム)にコンセプトとストーリーを加えたものがシナリオになります。式(会)のコンセプトだけでは不十分、そこにストーリーがなければなりません。 シナリオは、想いをカタチにしたものなのです。 16Feb2019プロデュース