ニューオリンズ式ジャズ葬

葬儀は悲しいもの。

笑顔などもってのほか。

日本の葬送儀礼では、明るく見送るということはほとんどありませんでした。

ごく一部、キリスト教では神の御前(みまえ)に行けるということで、死は喜び、祝福されるべきものとされているくらいです。

しかし、アメリカには明るく見送る葬儀があるのです。

ニューオーリンズを中心とする黒人の葬儀です。

辛く苦しい奴隷生活。

死を以(も)ってようやくその苦しみから逃れられ、真に神に祝福される天国へと旅立てるのです。

これ以上の喜びがありましょうか。

葬儀では、ニューオーリンズの黒人の間から発生したジャズや、黒人の讃美歌、ゴスペルなどを歌ったり演奏したりし、最後は明るく賑やかに送り出すのです。

黒人に限ったことではなく、世界中どこでも残された者は故人に対して

これから楽になりますよ

今まで本当に苦労をかけてきました

お疲れさま

と思っています。

そして、多くの苦労を乗り越えて生き抜いた故人の人生に拍手を送る。

そのようなことが弔(とむら)うということの原点となっているのではないでしょうか。

だとすれば、明るく、笑顔のある送り出しがあってもよいですよね。

音楽葬考~株式会社SAKURA 代表取締役 近藤卓司

「葬送儀礼の文化にイノベーションを起こす」さくら葬祭はこの企業理念のもと『大切な方とのお別れのしかた』には伝統的な葬送儀礼だけでなく「音楽葬」はじめ様々な形があることを伝えていきます。この業種をホスピタリティ産業と位置づけ、社員全員が心を尽くし、すべてのお客様に特別なおもてなしを提供いたします。 「音楽葬」の素晴しさを多くの方に知っていただき、社会へ新たな変化をもたらすイノベーションを起こします。

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