無音を生かす司会進行弦楽四重奏は「アンサンブルの編成として完璧」と言われています。 音楽葬は黙祷以外、常に音が流れているというのが、定番となっているスタイルです。 そのためには、音の強弱をコントロールできる楽器のシンセサイザーが必要となってきます。シーンの繋ぎや、お別れの言葉などの人が話す場面では、流れが途切れないように、シンセサイザーは音量をコントロールしながら場面にふさわしい演奏をすることができます。 しかし、物事にはすべて「例外」というものがあります。 弦楽四重奏による音楽葬は、タブーとされている「音の無い時間」をあえて作り、インパクトのある演出をすることができるのです。 「音が無い」=「音楽が無い」ということではありません。 無音も立...17Feb2019音楽葬の司会
「参列」と「列席」お葬式、お別れの会(偲ぶ会)の司会進行において「参列」と「列席」という2つの言葉を使い分けなければなりません。 その意味の違いとは。「参列」と「列席」の言葉は『使う立場によって』使い分けられます。 具体的には ・式に招待されて参加される立場にある人は「参列」 ・式を主催する立場にある人、ご家族、司会者、スタッフは「列席」 以上のように使い分けます。お葬式の司会進行においては「参列」お別れの会(偲ぶ会)においては「列席」司会進行の際には、上記のように使い分けることが多いのです。17Feb2019音楽葬の司会
音楽葬の司会者心得音楽葬の司会者には、覚悟が必要です。どのような覚悟でしょうか。通常であれば、葬儀司会者にはサポート役のセレモニーアテンダントがスタッフとして式進行の補助的役割をします。焼香の案内、挨拶時のマイク出し等を行ないます。仏式葬儀などであれば、セレモニーアテンダントも慣れているので安心です。音楽葬になると、仏式葬儀のようには行きません。その理由は、「音楽葬は感性が第一」となるからです。音楽葬担当者・司会者の感性で式が展開するからです。献花をご案内するタイミング、立ち居振る舞い等は仏式葬儀とは、異次元レベルで異なります。マニュアル化をしてしまうと、魂に届く音楽葬ではなくなってしまいます。音楽葬の司会者は、セレモニーアテンダントも兼務しなければ...19Feb2018音楽葬の司会
生演奏に託すという事音楽葬の司会進行において大切な事のひとつに「生演奏に託す」という事があります。お花にも「花言葉」があるように、ご家族の想いを曲に託すという事です。お別れの言葉後の献奏や喪主挨拶後の献奏に演奏される曲はその言葉を受けての曲でなければなりません。美辞麗句を語る必要などないのです。「生演奏に託す」という事が真の音楽葬なのです。04Oct2017音楽葬の司会
空気を創る人あと数センチ、あと数ミリの差で周囲の空気は一変する。会場内の空気に「透明感」がない。祭壇の花の高さが原因だと感じた。2センチの誤差によるものです。細部にまでこだわらなければ空気がよどむのです。セレモニーの司会者は「空気を創る人」です。司会者の一言で周囲の空気を一変させる。会場内は水を打ったような静けさとなる。これからの葬送のひと時を心静かにお過ごしいただける「空気を創る」のがプロとしての司会者の仕事です。美辞麗句を並べることではありません。テクニックを駆使することでもありません。30Aug2017音楽葬の司会
音楽葬司会者のベストポジション音楽葬の司会進行においてのベストポジションはセレモニー奏者の後ろ、且つ自由に動けるポジションをとらなくてはなりません。アンサンブルの場合はセレモニー奏者の中でリーダーを決めます。通常はシンセサイザー奏者がリーダーになります。チームワークこそが最も重要です。29Aug2017音楽葬の司会
空気感を創り出すのに大切なこと音楽葬開式1時間前にはセレモニー奏者とプログラムの最終確認を行ないます。音楽葬において重要なことの一つに「演奏を開始するタイミング」があります。ほんの数秒で「空気感」はまったく異なります。自分がイメージしていることを伝えなくてはなりません。☆☆☆いただいた弔電の文章などによっても曲目を急遽変更することも多々あります。プログラムの微調整も発生してきます。会場の空気感によって変化させていくことも多々あります。生きた音楽葬を創り出すとは「その瞬間を永遠にする」と云うことであると思う。29Aug2017音楽葬の司会
音楽葬司会者に必要な要素音楽葬に限ったことではありませんが、司会者に必要な要素のひとつに“マネジメント”があります。司会者とセレモニー奏者は,開式前に必ず綿密な打ち合わせをして「演奏の見える化」を徹底的に行ないます。ビジネスにおいても業務改善は「仕事の見える化」からと言われています。・パフォーマンスの維持、向上・最適なリソースを分配・リスクを認識してミスを回避上記事項が可能となる手段です。「演奏の見える化」により、その場の雰囲気に合わせた演奏、編成を変化させながらの演奏が可能になります。29Aug2017音楽葬の司会